中日の高木守道監督(70)が8日、3月30日の広島との開幕戦(ナゴヤドーム)で球界最年長の山本昌投手(46)を先発させる仰天プランを披露した。地元のテレビ番組に生出演し、既に本人に通告しているとも明言。昨季は24年ぶりに未勝利に終わったベテラン左腕を復活させるために最高の大舞台が用意される。
落合前監督ばりのサプライズ起用だ。地元テレビ局の応援番組で開幕投手についての話題が上がった時、高木監督の口から出たのは意外すぎる名前だった。球界最年長選手の山本昌。今年8月で47歳を迎える左腕を指名したのは、ただのリップサービスではなかった。
山本昌は97、98、01、02年と過去4度、開幕投手を経験。もし実現すれば自身10年ぶりで、46歳7カ月での開幕投手は98年の広島・大野豊の42歳7カ月を大幅に上回る史上最年長となる。大リーグを含めても最年長となり、まさにギネス級。ファンサービスと話題づくりに重点を置く新監督の決断に注目だ。
しかし中日には、2011年に最多勝を獲得した吉見やチェンなど、開幕投手候補は沢山いるはず。
早々と開幕投手を公言することで、他の投手への心理に悪影響を及ぼさなければ良いが。
加えて、山本昌の開幕投手が実現しなかった場合、本人のモチベーションも下がってしまわないか心配だ。
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